更年期から輝くためのコラム

更年期の方に一番伝えたい大切なこと

更年期の方に一番伝えたい
大切なこと

Maha Surya代表
高橋 麗奈

女性性,更年期,女性として輝く

私もアラフィフになってから、更年期というものを意識し始めて、雑誌の記事の特集やら、更年期について書かれているネット記事を読むことも増えてきました。
そして毎回思うのですが、この手の特集は、たいてい「更年期とは」から始まりますよね。もちろん特集ですから、それも仕方のないことかもしれません。
例えば、「何歳から始まるの?」「どうして更年期障害が起こるの?」「女性ホルモンが少なくなるとどうなるの?」という仕組みから始まり、「どんな症状が出るの?」「どんな対処方法があるの?」「いつ治まるの?」などという、具体的な例まで、とても親切に書かれていますね。
でも、言葉による心理技術を用いたトランスフォーメショナルコーチ®としても活動している私としましては、このご親切こそが、世の中の女性の更年期障害を助長させている原因になっている氣がしてならないのですよね。

それは、どうしてか?というと、「人は自分の信じ込み通りに、人生を創り出すから」です。
何も知らなければ通り過ぎるものを、特集を読んで更年期障害に詳しくなったお陰で、更年期障害は必ず来る、こんな不調がある、という信じ込みを創り出してしまいます。
たいていその手の特集は、「更年期障害は女性には避けて通れない道」という前提で書かれているからです。そして、「私は何歳だから、もうそろそろ不調が来るだろう。だから備えないと」「こういう症状が起こるって言っていたから、氣をつけよう」など、更年期障害について意識すればするほど、その通りの現実を創り出してしまう、という脳のメカニズムがあります。
特に更年期障害の先輩の体験談などを読んでしまったら、体験談のリアルさが「暗示」となって、脳に刷り込まれてしまいますので、厄介です。

女性には、「更年期」という時期は必ずやってきますが、「更年期障害」という症状は、全ての人に起こる訳ではありません。思春期の女の子に初潮が始まって身体の変化が起こるように、更年期の女性も閉経を迎えて、それによる身体の変化は起こるでしょう。今までとは違う変化に戸惑うこともあるでしょう。でもそれを更年期“障害”という「不調」としてネガティブに経験する必要はないのです。
仮にもし「不調」が起きたとしても、それをネガティブなものとして「嫌なもの」「逃げ出したいもの」「蓋をしたいもの」と捉えるか、ポジティブに「第二ステージへのステップアップの準備期間」「サナギから蝶になる脱皮のチャンス」「身体を大事にする為のきっかけ」と捉えるかは、自分で選択できるのです。
そして、先ほどもお伝えしたように、「人は自分の信じ込み通りに、人生を創り出す」ので、不調をネガティブに捉えた人には、ネガティブな人生が不調をチャンスと捉えた人には、人生を好転させるチャンスが訪れるでしょう。あなたは、どちらの人生を選びたいですか?

さて、これからも「更年期をチャンスと捉えて、今よりもっと元氣で美しく幸せに生きるためのコツ」をエッセイとして、不定期にてお届けしたいと思います。楽しみにしていただければ幸いです。

2024.7.25

プロフィール画像,高橋麗奈

高橋麗奈

| Maha Surya代表 | 更年期世代をもっと元氣で美しくする「トランスフォーメショナルコーチ®」としても、コラムを発信。1974年生まれ、50代。

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